2009年7月27日月曜日

まぼろしの薩摩切子

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昨日の日曜日
神戸市博物館へ行ってきました
 
一瞬のきらめき
まぼろしの薩摩切子展です
    
 
一瞬のきらめきって?!  
島津斉彬により蘭学から得た知識を生かし
イギリスやボヘミアのカットガラスなどを参考にして
生まれた薩摩切子
 
斉彬の急逝により
規模が縮小され、
更に
薩英戦争で工場が破壊され
急速に衰退
明治前期には途絶えたとのこと
 
その間二十年足らずですものね
 
まさに一瞬のきらめき
そして
いまやまぼろしとなった
薩摩切子
   

グラインダーではなく
金剛砂をつけた鉄の棒で手彫りし
木の棒で磨きだすという
気が遠くなるような製作過程だったようです
 
天璋院篤姫が輿入れのとき持参したという
雛祭用のミニ道具セットや
魚子文(ストロベリー・ダイアモンド・カット)や
亀甲文が施された
お洒落で美しい酒瓶(デキャンタ) 
なども展示されていました
 
切子は見る角度によっても
光のマジックで
違ったように見え
その繊細な技と美しさに
魅了されました
 




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